波線部分が、中国正史上初の「倭国伝」だ。なぜか、今の日本の史書学では無視されてるが。
で、以下は「漢書」東夷伝と「三国志」魏志倭人伝とで記述の酷似ないし一致する部分。
漢書東夷伝「禁制を犯した場合には、殺人は即座に死罪で報い〜罪を免れて庶民に復した場合でも、なおこれを恥とし続け、嫁を取れない」
魏志倭人伝「法を犯した場合、軽い者はその妻子を殺し、重い者はその門戸及び宗族を殺す」
共通点:厳酷な重罰主義で親族連帯刑もあり、罪人はまず妻帯から没収される。
漢書東夷伝「民たちはお互いに盗み合うようなことをついぞしなかった」
魏志倭人伝「誰も盗みをせず、訴訟沙汰も少ない」
共通点:見ての通り。
漢書東夷伝「婦人も貞節で信用深く、淫奔や我侭勝手となることがなかった」
魏志倭人伝「婦人も淫らでなく、嫉妬したり不機嫌だったりすることがない」
共通点:婦人が特に貞節である。
漢書東夷伝「飲食に高坏タカツキ(籩豆)を用いる」
魏志倭人伝「飲食に高坏タカツキ(籩豆)を用いる」
共通点:完全に一致。
日本に朝鮮からの渡来人がいることぐらいは誰でも認めている。
ただ、古代朝鮮の習俗こそが、日本の習俗の源流になっているとはあまり認められない。
箕子朝鮮という、それはそれは由緒正しい系統の国があったというのに、
ほとんど朝鮮というだけで鼻つまみもの扱いされて、遠ざけられたままでいる。
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