>>14 「歴史観」とは、つまり偏見や思い込みのことだ。正解などある訳が無い。
「歴史」には、当然正解がある。なければ話にならない。ただし、正解と真実は
必ずしも同じとは限らない。歴史の正解とは、ある時点における資料を駆使
して導き出される、もっとも妥当な仮説のこと。
ちなみに、
>>7の名無し君に関しては、以下が正解。
1.キリスト教は西アジアの乾燥帯で生まれた宗教である(中学の教科書にも書いてある)。
2.聖書には、西アジアの乾燥帯で生活していた遊牧民の暮らしが反映している。
3.名無し君はこのことを知らなかった。
4.そしてキリスト教がヨーロッパで生まれた宗教だと思いこんでいたので、聖書に
描かれた、西アジアの乾燥帯由来のエピソードを、ヨーロッパ由来のそれと勘違いした。
それで、奇妙な「歴史観」を妄想したということ。
5.ヨーロッパ人が狩猟民族であるとか、ヨーロッパ人の主食は肉であるという勘違いは、
名無し君に限らず、大正時代や昭和時代の子供にはありがちなことだったろう。
生まれて初めてステーキを食って、その美味さに度肝も抜かれた。聞けば、それは西洋人の
食い物だと言う。そこで空想して思えらく、ヨーロッパ人は狩をして、毎日美味い肉を食って
いるんだなあ、何とうらやましいことじゃ。こうして、食い物の記憶といっしょに間違った
イメージが生涯鮮明に刷り込まれたと言う訳だ。
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