「たかつき(高杯、籩豆)」とは読んでその発音の如く、「高く付かせる」ということだ。
食器にも脚を付け、建物に脚を付けて高い所に付けさせる。そういった「高付き式」を
尊ぶ風潮は確かに、高温多湿な日本の気候風土にも見合ったものとなっていて、
それがそのまま靴を脱いで畳に座る日本式住居の走りともなっている。
「史記」の記録などを見てみるに、中国人が低湿地を「長生きできない場所」として
特に忌み嫌っているような記述が多々見られる。実際、高床式でもない中国式の住居を
低湿地に建てたりしたなら、住環境も最悪な上に、洪水がそのまま命に関わることにもなる。
高床式で高温多湿や水害に厳重に具えるあり方は、日本でこそ特に必要なことだった。
それに感化されたかのように、約二千年前の東夷では、食器までもが脚を付けた「高付き式」の
ものとされていたという。これは、朝鮮発祥どころか実は日本発祥で、それが朝鮮に輸出された
ものとすら考えられる。日本の弥生時代ごろにずっと箕子朝鮮と古代日本とは友好的な関係にあって、
共に民度を高め合っていたのではないかとすら考えられる証拠に、高付き式食器がなっている。
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