香川真司 Part34

ユナイテッドの「（準）主役」としては通用しなかったが、
香川が「これまでアジア人が挑戦したことのないような高いレベルの挑戦をした」ことは確かだと思う。
香川の挫折を受けた上で、次の日本人の挑戦に期待したい。

ところで、ユナイテッドに行ってから、
香川のフィジカルの弱さが指摘され、本人も意識的にフィジカル強化に努めていたように思う。
日本代表でも、本田の「個として状況を打開できるような強さを持て」という思想に共感していたようだった。

結果、確かにドイツ時代より、キープ力やミドルシュートの威力が上がったように見える。
一方で、アジリティっていうのか、俊敏性・機敏性が、かつてほどないようにも見えた。

つまり、フィジカルが30点から50点に上がったとしても、
アジリティが90点から70点に下がってしまっては、「ただの平凡な選手」になってしまったのではないか、という不安だ。
香川は、ロッベンやリベリ、ルーニーのようにはなれないし、なる必要もないのに。
ユナイテッドで過ごした時間が、プラスに働くのかマイナスになるのか、気になるところだ。

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