近代日本を動かした思想家たち


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001 2015/04/26(日) 09:12:03 ID:bqgJ4w0fck
写真左.出口王仁三郎:大正時代の宗教的カリスマで日本による満州国建立の牽引者
写真中.頭山満:明治から昭和にかけて日本を中心としたアジアの独立を唱えたアジア主義者の巨頭
写真右.内田良平:頭山満の子分
その他
中江兆民:東洋のルソー。フランス式の自由民権運動を日本で初めて展開した理論的指導者
北一輝:純粋社会主義を唱え、官僚化した日本の国体を破壊し天皇親政の社会主義国家樹立を目指した
石原莞爾:たった1万の兵力で中国から満州国を強奪した天才軍人。五族協和をスローガンに満蒙独立を唱えた
田中清玄:象徴天皇制民主主義国家への転換を工作した昭和日本最大のフィクサー

明治から昭和終戦までの日本も現代と同じく、
多種多様な思想と暴力を含む工作活動に富んだ「非全体主義」の民主国家であったことがよくわかる。
世界大戦への参戦も敗戦の政治的責任も、善悪の単純二元論で片付けられないのは当然だろう。
可能ならこのスレでは、近現代の日本史の節目に関与した思想家の影響を考えてみたい。
しかしまあ、盛り上がらんだろうなあ。

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002 2015/04/29(水) 11:48:25 ID:cS7cepSt.s
003 2015/05/05(火) 23:47:04 ID:yAPNoEbTgQ
頭山満は歴史的な写真がけっこう残ってて面白い
この人の弟子として中国大陸でスパイ活動(当時はこれを大陸浪人と呼んだ)を繰り広げていた陸軍の中村という男は
青龍刀を振り回してくる巨漢の満州馬賊を相手に、杖に仕込んだ一本の刀で切り合いをした話を残している
このへんの人物あたりが武士として生きた人物たちの時代が終ったと思う
哲学と剣術を仕込まれていざとなったら死にに行かねばらなかった階層だから
書物と剣道で武装した武人たちとは思考がまったく異なる
自由でありながら筋が通り、しかも美学がつきまとう。
死とつねに向き合い、いつ切り殺されるか分からないからこそ、一瞬一瞬も恥じない言動を常に実戦していたとおもわれる。
この中村という人物は侍だった両親に玄関を出る瞬間の立ち回りから叩き込まれたという。
いわく、実際に玄関の脇に隠れて切りかってくる刺客もいるから常日頃から備えよとのこと。次元が違うわ(笑)

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004 2015/05/12(火) 21:37:28 ID:fb2jwQOgdY
この大陸浪人のスパイ活動だが、繁華街で万札をばら撒いて敵の有力者を買収したり、など、民衆の闊歩する場所が舞台の華々しくも影のつきまとう映画のような活動ではなく
中国の原野、見渡す限り地平線が見える、つまり隠れ場のない荒野を這いながら移動するのがほとんどの大変地味で危険な作業であったと書いている
街に到着しても乞食のかっこうでみすぼらしく、常に嘲笑のまとにされ、時には気まぐれの暴行に晒される危険もあった
今で言うホームレス狩りのような目に合わされる危険性だね。
そうして乞食のかっこうをするわけであるから、護身用の武器など持てない。
よって杖に仕込んだ刀が唯一の武器なわけ
これで荒野を斥候していくときに、馬賊に見つかり、見つかりと言っても30分離れた距離から見られるということ
これでも逃げ場は無いのが荒野。
そうして追いついてくるのを待つしかない
新入りの部隊員はその場で腰を抜かして動けなくなったりしているうちに、馬賊が到着し戦闘に入る。
大陸浪人たちはただただ切り合いを開始するのを待つばかりなのだ。死体も見つからないであろう異国の荒野のど真ん中で。

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005 2015/05/22(金) 21:45:59 ID:wXm61B5af.
しかしそうした大陸浪人たちが天敵である馬賊と真剣で命の取り合いを繰り広げ
のちのちにこの馬賊を味方に引き入れて日露戦争で共闘したというのだから
やはり真に血を流し合ったものたち、そのように生きた人間たちの器であり
また、今日の日米同盟も、真にあれだけの決戦を繰り広げたのは世界史にこの二国しかない
これが手を握り合って戦っていくというのは人類史に新たな展開を生むことは間違いないね。

アメリカには「血を流し合った者同士こそが兄弟である」という格言がある。

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