天皇の地位は、時代によって当然様変わりしますので、スレを読む人の参考までに、
天皇の地位について、時代を追って簡単に整理しておきましょう。
明治時代以外は、それほど詳しくないので、間違っていたらだれか訂正頼みます。
①飛鳥時代以前。詳しいことは不明。これは、個人的な見解。
中学の教科書等でよくみかける天皇関連の記述。
「ゆるやかな連合のトップ」「大王(後の天皇)」「北海道を除くほぼ日本全土を統一」
何を根拠にこんなことを書いているのかと思う。資料として、宋書倭国伝が載っているが、
全く信用できない。どれも仮説にすぎないと思う。
②飛鳥時代中期から平安時代中期。
時々で有力なライバル(有力な豪族や貴族)がいたが、実質的な最高権力者。
藤原氏の摂関政治最盛期以降から鎌倉時代の初め(具体的には承久の乱)までは、
天皇と武士がしのぎを削った時代。
③鎌倉時代から室町時代。
最高権力者は武士だが、武士の政権が、天皇から政権を信任委託されたという形を
とったため、結果的に武士にとって必要不可欠な存在だった。
武力、財力で勝る武士がなぜ、そういう政治形態に甘んじたかという理由は、詳説すると
長くなるので略するが。簡単にいうと、天皇を利用することが、政権交代や、政権の維持
にとって都合が良かったから。
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