藤原不比等が日本を作った


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019 2011/11/12(土) 19:30:53 ID:2qlNPZTncQ
秦代以前の弥生系の渡来人としては、秦代以降の渡来人がもたらした文化のうちで、
インド原産の仏教こそはぜひ取り入れたいものだった。しかし、中国の伝統文化が
破壊された秦代以降の、劣化した中国文化の流入はできる限り避けたいものだった。

その証拠に、秦代以降の渡来人が持ち込んだ土木技術での古墳の造営は一時限りで
途絶したが、仏教文化は今に至るまで、ずっと一定以上の繁栄を保ち続けている。

多くの民を過酷な重労働に用いることで建築される巨大建造物が、何らの思想哲学的な
道義にも即していないのが秦人の好む土建であるのに対し、聖徳太子や藤原氏が行った
寺社や都の造営は、神道や仏教や陰陽道といった真っ当な道義的理念に即している。

日本の伝統文化として国内外から厚い支持を得ているのも、後者の道義的な理念に即した
文化遺産のほうであって、秦人が隆盛を誇っていた頃に造られた古墳などは、考古学的な
価値が省みられることはあっても、文化的、美術的な価値を認められているわけではない。

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